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[2011/2/3] 将棋ホラ~ 『Lv∞の部屋』

今晩は・・・。
パーソナリティーの徳川埋蔵です。SCMと虚実の狭間。身も凍る凶歩の世界へようこそ・・・

どしどし寄せられる将棋ホラー作品。ある程度数がたまったら一冊の本にしようかと企んでおります。さぁ・・・納涼・真夏の恐怖怪談はじまるよぉ・・・

※この物語はフィクションです。実際の場所・内容・人物・会社などとは無関係です。

将棋ホラー
投稿作品#005
投稿者: 鼻唄のブルック♪さん

Title:
『Lv∞の部屋』


俺は、岡山の高校2年生の棋元将太。これは、俺が体験したことの話だ。


その日、俺は学校帰りにチャリに乗りながら、SCMで対局をしようと対局部屋を見た。するとそこには、Lv∞と書かれた部屋があった。


興味本位でその部屋に入ると、
『この部屋の持ち時間は20秒ですが、よろしいですか?』
と書かれて居たが、正直早指しの俺にはラッキーなことだった。

しかし今思えば、何故俺はこの時、部屋に入って将棋を指したのかと悔やんでいる。



ヴーー、ヴーー

入ってすぐに、対戦開始のメールが来た。


対戦相手の名前は
『メリーさん』

SCMでは、かなり差している方の俺だが知らない人だった。



俺が先手だった。

「お願いします(^-^)/」
いつもの挨拶を打ち、
送信した。


相手の手は5秒で返ってきた。

「今、自分の家」
こんな、訳のわからない文章と共に。

それからは、お互いに無言で進んでいった。




しかしそれは、終盤にさしかかってから起きた。

相手がまた同じようなコメントを付けてきたのだ。


「今、岡山県」


このメッセージが送られていた時、俺の王はまだ余裕だった。
そして、このメッセージの意味も分からなかった。


しかし、次の相手の一手で危なくなってきた。


「今、岡山市」


まずい、
詰めろがかかりそうだ。

「今、君が見える」

それにしても、このメッセージは……?



ブーーーー

くっ………負けた……。



そして、これが最後のメッセージだった。

「今、あなたの5m後ろ」


……はっ!!


今までのメッセージの繋がりが理解できたその時だった……



……トントン



肩を叩かれた。


「ぅぎゃあああああああああああ……バタン」

俺は、気絶した。


……
………




起きた時には見慣れない天井だった。

「やっと、起きたん?肩を叩いただけで気絶されちゃたまらんよ。」

体を起こすと、そこは交番だった。


「もう、これからは危ないけん、自転車に乗りながら携帯は使っちゃおえんよ。分かった?」

 
あなたの後ろにー!!!?
恐ろしいですねぇ・・・・

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ヒヒヒ…

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